ストーリー

セレブリティの結婚&離婚が盛んなロサンゼルス。マイルズ・マッシー(ジョージ・クルーニー)は、この街で大成功をおさめた離婚訴訟専門の弁護士。
「挑み、戦い、敵を完膚なきまでに打ちのめす」ことをモットーに生きる彼は、どんな不利な裁判でも相手の弱みを探り出し、逆転勝訴に持ち込むことで知られる凄腕の持ち主。 彼のせいで人生のドン底に突き落とされた人間は数知れず。たとえば、妻の浮気が原因で離婚訴訟を起こしたTVプロデューサーのドナリー(ジェフリー・ラッシュ)は、妻の弁護人となったマイルズにしっぺ返しをくらい、財産を身ぐるみはがされるハメに陥ってしまった。
そんなある日、マイルズのもとに、妻に離婚訴訟を起こされた不動産王のレックス・レックスロス(エドワード・ハーマン)が駆け込んでくる。
探偵のガス(セドリック・ジ・エンターテイナー)に浮気の現場ビデオを撮られ、圧倒的に不利な立場にあるレックス。
しかし、ショッピング・センターの開発計画で首まで担保につかっている彼は、夫人のマリリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に1セントの慰謝料も払わず、ピンチを切り抜けたいと考えていた。
この無理難題を「挑戦だ」と受け止めたマイルズは、マリリンをディナーに誘い出した隙に、ガスを彼女の家に忍び込ませて住所録の写しを入手。そこから反撃の手がかりを探る作戦を実行に移す。
まもなくやってきた裁判の日。ピンクの清楚なドレスに身を包んだマリリンは、浮気の証拠ビデオの上映に涙を流し、女性判事の同情をひきまくる。が、それも束の間、すかさず反撃に転じたマイルズは、住所録から探し当てた隠し球証人を召喚。
マリリンが、最初から財産目当てでレックスと結婚した事実を暴き、完全な勝利をおさめた。結局、1セントの金ももらえず、屋敷から放り出されたマリリン。だが彼女は、そのままおめおめと引き下がるほどヤワな女ではなかった。




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